[st-kaiwa2]日本一周に挑戦してみたいけど、やっぱりお金がかかるよね…[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]確かにお金はかかるけれども、工夫次第で費用を抑えることは可能だよ![/st-kaiwa1]
日本一周に挑戦しようと思っている方の中には「時間はあるけれども資金に余裕がない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は実際に日本一周をした僕が、いかにして日本一周における費用を節約するかを伝授していきたいと思います。
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旅の目的を明確にする
節約術の話の前に、まずは旅の目的を明確にしておくべきだという話をしておきたいと思います。
極論を言うのであればご飯は死なない程度にしか食べず、どこも観光をせず、最短ルートを最短時間で旅する、というのが最もお金がかかりません。
しかし、それでは日本一周をするメリットをほとんど失ってしまうことになります。
折角の日本一周ですから旅における目的というものはしっかりと設定して、それに準じて周っていくのがオススメです。
例えば僕の場合は「全国のラーメンを食べ歩く」「温泉を巡る」「インターネット上の友達と一緒に遊ぶ」という3つの目的を立てました。
旅の目的を設定することについては以下の記事でも書かせていただいてるので、よければご覧ください。
[blogcard url=”https://john-journy.com/purpose-importance/”]
日本一周における諸費用の分類
1泊2日や2泊3日の旅行とは違い、日本一周をするとなると手段にもよりますが数ヶ月〜数年の年月がかかります。
そうなると普段の旅行ではさほど気にならないような毎日の出費が重なり、膨大な金額へとなってしまいます。
そこでまずは、日本一周における諸費用を分類し、それぞれをどう節約できるかについて書いていきたいと思います。
日本一周でかかってくる費用を大まかに分けるとするならば
- 宿泊費
- 食費
- 交通費
- 通信費
- 娯楽費
- その他生活費
この6つになると思います。
これらをそれぞれどう節約していくべきか、解説していきます。
宿泊費
一番変わってくるのがこの宿泊費です。
車での日本一周を予定しているのであれば、車内で寝ればいいので宿泊費について心配する必要はありません。
その他の「徒歩」「自転車」「バイク」などの手段を検討している場合には、毎日寝る場所が必要です。
こんなことは書くまでもなく当たり前のように用意する方が多いとは思いますが、テントと寝袋は必ず持っていきましょう。
初期費用はかかりますが、一度買ってしまえば壊れない限りずっと使い続けることができるので、宿泊費をグンと抑えることができます。
仮にテント3万円、寝袋2万円で計5万円かかったとしても、ネカフェや安いビジネスホテルに2,000円払って泊まると考えれば、25日も旅をしていれば元は取れます。
大型バイクで飛ばしまくれば25日以内に日本一周することも可能だとは思いますが、現実的ではありません。
もし3ヶ月間の旅だとするならば、テントや寝袋なしだと2000円×90日=18万円もかかってしまいます。
テントと寝袋を買った場合とそうでなかった場合で、3ヶ月だと15万円も差が出ていますね。
旅の期間が長引くならば更に節約できる額は増えます。
勿論、野営する場所が見つからなくてやむを得ずネカフェなどで泊まったりすることも出てくるでしょうが、それを考えたとしても普段から野宿という選択肢があるだけで出費はかなり抑えられます。
食費
生きていく上では必ず食べて行かなければなりません。
お金に余裕があるのならば外食でも何でもするのが一番楽なことには間違いないのですが、この記事を読んでいるということは恐らくそうではないはず。
一人暮らしで食費を抑える方法としてまず考えつく手段として自炊がありますが、旅における節約のための自炊とは少し異なります。
旅なので勿論、冷蔵庫がありません。
なので大量に作り置きして少しずつ消費していく作戦は使えません。
僕が実際に旅をしていて一番食費が抑えられると思ったものはパスタです。
コッヘルとガスバーナーさえあれば簡単に加熱ができますので、お湯を沸かしてパスタを茹でることも可能です。
業務スーパーなどに行く500gで100円しない程度で売っていたりするので、1回の食事で200g食べたとしても、1食あたり40円で済みます。
勿論、ガスボンベや味付けのための調味料などの値段も掛かるわけですが、それでも50円くらいに抑えることができます。
外食をすると考えるならば、1食あたり500〜1,000円はかかってくるので、10倍以上の値段の差がありますね。
パスタの他には、道の駅で販売されている野菜が大量で安いことがあります。
野宿で道の駅に立ち寄る機会は多いと思いますので、野菜売り場を覗いて見るといいですね。
僕が訪れた青森県の道の駅ではじゃがいも1.3kgで100円という破格の値段のものもありました。
じゃがいも以外にも積載量が許すのならば、大根も安くて満腹になりやすいのでオススメです。
また飲み物についてですが、空のペットボトルを使って水を汲めば無料です。
どうしても他のものが飲みたいとかでなければ、基本的には水道水を飲んでいくことにしましょう。
交通費
日本一周をするということは、本州・九州・四国・北海道・沖縄の間を海を渡って移動する必要があります。
そうなると通常の道路とは違い、通行料金が必要になってくる区間もあります。
本州を起点に考えて北海道に行くためにフェリー、九州・四国に行くために有料道路、九州から沖縄に行くためにフェリーの料金がかかってきます。
しかし、それぞれの陸地を行き来するための手段は複数ありますので、その中から安いものを選択することによって費用を抑えることができます。
通信費
この情報化された現代社会において、スマートフォンを持たないという選択をする方は極めて少数派でしょう。
ネットワークのインフラもかなり進んでいるので、ある程度の都市であれば無料Wi-Fiだけでなんとかなりますが、田舎に行くとそういうわけにもいきません。
そうなると通信費というものが必ずかかってきます。
俗に言われる3大キャリアの他にも今では、それら携帯会社の回線を借りて運営されているMVNOというものもあります。
格安SIMってやつですね。
3大キャリアに比べると
- 通信速度が制限される時間がある
- 公衆無線LANサービスが展開されていない
- キャリアメールを使用することができない
などのデメリットがありますが、それを差し引いてもかなりの節約が見込めます。
携帯料金というものは毎月定額でかかってくるものなので、仮に月あたり2,000円の費用を抑えられたとすると、年間で24,000円もの改善が叶います。
娯楽費
娯楽というのは生きる上で必ずしも必要なものではないので、削ろうと思うのであれば0円にすることも可能です。
しかし冒頭の「旅の目的を明確にする」の項目でも語りましたが、必要不可欠ではないから切り捨てるという考え方で旅をするなるば、それは大きなデメリットとしてのしかかってきます。
目的を何と設定するかによるとも思いますが、恐らくはこの娯楽費に分類されるものであると思います。
そういった類の娯楽費は節約として一切考えないで、暇だからという理由でゲームセンターやカラオケに行くだとか、そういった娯楽費を削っていきましょう。
その他生活費
その他にかかってくる生活費として
- お風呂に入る費用
- 衣服を洗濯するための費用
- 電子機器類を充電するための費用
などが挙げられます。
まずお風呂についてですが、旅人御用達の知る人ぞ知る「温泉博士」という月刊誌がありまして、これを購入するのが最も良いです。
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この温泉博士という月刊誌ですが620円で販売されており、毎月全国100〜150泉程度の温泉に無料(一部は割引のみ適応)で入浴できるというは破格のお得を誇る雑誌です。
入湯料が1,000円以上の温泉は1,000円引きとなるのですが、元の値段が3桁の温泉だと無料で入ることができますので、1箇所でも入るのならばそれだけで十分に元は取れますし、2箇所以上入るのであれば超お得です。
旅人にとって旅路の指針の1つになりうるものですので、必ず毎月買うことがオススメです。
衣類の洗濯についてはコインランドリーという手もありですが、洗剤・石鹸などを持っていき手洗いすることによって節約が可能です。
紐を持参すればその両端をどこかに結びつけるなどをして、簡易的な物干し竿のようにして干すこともできます。
そして電子機器類の充電についてはバイクでの旅行を検討しているのであれば、バッテリーから電気を取ってきてUSBから電源を供給できるソケットを購入することによって解決できます。
車であってもシガーソケットからUSBに変換できるアダプターを買えばそこから充電できます。
しかし、徒歩や自転車の場合はそもそもバッテリーを持ち合わせていないので、どこかで充電する必要性があります。
安価で長時間充電できるスポットとして、ファーストフード店やコーヒーチェーン店などが挙げられます。
場所によっては図書館や家電量販店で無料で充電できるところもありますので、もし近くにあれば積極的に利用していきましょう。
ガソリン代を節約する
バイクや車での移動を検討しているのであれば、ガソリン代も考えなければなりません。
根本的に言ってしまうと、燃費の良いものに乗ってしまうのが一番効率的なのですが、今回はそうではなく現在ある車やバイクを使いながら節約する方法を教えたいと思います。
まずガソリンスタンドには有人のところとセルフのところの2箇所があります。
そして基本的にはセルフのガソリンスタンドの方が安いです。
人件費を抑えているので当たり前といえば当たり前ですね。
その他にも給油するガソリンスタンドの提携カードを使えばリッターあたり数円割引されたり、クレジットカードを使ってその分ポイントとして還元されたりと、少しずつですが節約できます。
そうして、その少しずつの節約が長期にわたってみると大きな節約となります。
日本一周で走る距離がおよそ12,000kmと言われているので、仮に5円/L節約できたとすると燃費20km/Lの乗用車だとガソリン600Lが必要なので、3,000円も節約することができます。
のんびりと寄り道しながら観光地などにも行ったりすると12,000kmじゃ周れないので、5,000円ほど節約できるかもしれませんね。
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まとめ
これは旅中に限った話ではないのですが、小さなコツコツとした節約が広い目で見ると大きな結果になって現れてきます。
塵も積もれば山となる。
このようなことわざがありますが、まさにこの言葉に間違いはありません。
上記のような節約を細かく実施していくことで、かなり多くの金額を無駄にしなくて済みます。
無論、正確な金額を算出することは不可能ですが、掛かるであろう費用を事前におおよそ予想して大体の金額を概算することは可能です。
予想を立ててそれに対策する、ということは節約だけに限らずにあらゆる場面で有効ですので、意識していくのがいいかもしれません。