思想・考察

「センスいいな」とかいう傲慢なセリフ

「お前いいセンスしてるな」

という言葉はよく耳にしますよね。

普通の人ならば、これを普通の褒め言葉だと捉えると思います。

 

が、僕くらいの捻くれ者になるとこれは違います。

こんな言葉、傲慢以外の何物でもありません。

さてさて、それは一体何故なんでしょうか?

 

セリフの裏に隠された心境

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そう、この言葉を傲慢だと僕が判断する所以は、裏にある”とある前提”にあります。

単刀直入に申し上げよう。

その前提とはズバリ「自分にセンスがある」というものです。

 

どういうことか分かりますか?

だって、よーく考えてみてください。

他人のセンスを良し悪しをジャッジするためには「そのセンスが良いセンスか悪いセンスかを判断するために、見定める人間にはセンスが備わっていないとダメ」でしょ?

 

審査する側に回るということは、自らのセンスを暗黙として認めていることに他なりません。

お前いいセンスしてるな、という発言はそのままイコール「お前のセンスは、センスの良いオレが認めるんだから良いセンスだな」ということです。

 

と、まぁ僕は誰かが「お前のセンスいいな」と発言するたびにこんなことを思っているわけですよ。

これから他人のセンスを認める発言する時は、この記事を思い出してみてください。

終わり。

[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]この記事における「センス」という言葉の表記回数カウンター:16回(タイトル含む)[/st-cmemo]

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